2010-01-01から1年間の記事一覧

早稲田大学TRPGサークル乾坤堂20周年記念前年祭で講演をさせていただきました。

本日は「早稲田大学TRPGサークル乾坤堂20周年記念前年祭」にゲストとしてお招きいただき、編集者の吉原大輔さん、瀬尾亜沙子さんと共に、「TRPGライター/翻訳者の仕事について」というタイトルで、簡単な講演をさせていただきました。 創造的な仕事に関心を…

9月26日のホビージャパンRPGコンベンションでD&Dのマスターをしてきました。

去る9月26日、ホビージャパンRPGコンベンションで『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版のダンジョンマスターをつとめて参りました。ご一緒いただいた皆さま、どうもありがとうございました。 今回は『プレイヤーズ・ハンドブック3』の発売記念、『プレイヤーズ…

アラン・ロブ=グリエの映画

『不滅の女』の現物は初めて見た。

「21世紀、SF評論」が始動しました。

「21世紀、SF評論」と題しまして、日本SF評論賞の受賞者たちが、情報発信のための基地を創り上げました! ご注目下さい! 宣言文と、高槻真樹さんの力の入った北野勇作『どろんころんど』論が掲載されています。 高槻真樹さんの北野勇作『どろんころんど』論…

『ダンジョン・マガジン年鑑』読者のための「Scales of War」の手引きが公開されました。

先に発売された『ダンジョン・マガジン年鑑』読者のためのサポート記事、「Scales of Warの手引き」が公開されました。 これは『ダンジョン・マガジン年鑑』に収録された目玉シナリオ「岩肌王の玉座」は傑作シナリオ『赤い手は滅びのしるし』の続篇キャンペ…

『真・女神転生RPG』プレイリポート「雨が降るたび、月を見るたび」

3月にTOKON10実行委員会に新鋭SF評論家たちが寄稿した「東京SF大全」の中の「東京SF論」において、『真・女神転生』のメイン・シナリオを担当されたゲームデザイナー・鈴木大司教こと鈴木一也さんへお願いし、贅沢にも 「東京SF大全特別編 東京SF論「メガテ…

バルガス=リョサのなかの世界的同時性

バルガス=リョサがノーベル文学賞に輝いたことに狂喜乱舞している岡和田でございます。 私が偏愛する『フリアとシナリオライター』、『パンタレオン大尉と女たち』については、今後じっくり語る機会もあるでしょう。 今回はラテンアメリカの某国に在住し、…

エーゲ海学会誌2009年10月号をご恵贈いただきました。

ユルスナールやカヴァフィス、多田智満子の研究で知られる茂木政敏さまから、「エーゲ海学会誌」2009年10月号をご恵贈いただきました。とても嬉しいです。ありがとうございます。パウサニアスの研究や、サヴァディスの翻訳も掲載されているすごい本です。 茂…

ニール・F・カミンズ『もしも月が2つあったなら ありえたかもしれない地球への10の旅 Part2』をご恵贈いただきました。

翻訳を手がけられた増田まもるさんから最新の訳書、ニール・F・カミンズ『もしも月が2つあったなら ありえたかもしれない地球への10の旅 Part2』(東京書籍)をご恵贈いただきました。アメリカで大学の教科書にもなっている本です。ありがとうございます。増…

G・K・チェスタトン『新ナポレオン奇譚』をご恵贈いただきました。

解説を手がけられた佐藤亜紀さんから、G・Kチェスタトン『新ナポレオン奇譚』をご恵贈いただきました。 かつてはチェスタトンの著作集10に入ってから入手困難な状況にありましたが、めでたくこのチェスタトンの処女長篇にして20世紀文学の膜上げを告げる傑作…

お前のものは俺のもの有限会社ふたたび――あるいはウィル・ウィートン

この前、このブログで『ダンジョン・マガジン年鑑』のシナリオ「嵐の塔」の紹介をしたのですが、http://d.hatena.ne.jp/Thorn/20100927/p1、なんとタイムリーに「嵐の塔」に関係した出来事が、アメリカはシアトルのPAX2010というイベント内で開催されました…

発売中の「ゲームジャパン」11月号に“Children of the Horned Rat”の日本語版タイトルが!

現在書店に並べられている「ゲームジャパン」の11月号に、『ウォーハンマーRPG』の刊行予定の新作サプリメント『Children of the Horned Rat』の邦題が掲載されています。どうぞご確認下さい。 9月26日のHJコンでのアナウンスによれば、発売予定は12月という…

『ウォーハンマーRPG』新リプレイ「混沌狩り」ウェブで再掲載開始!

かつて「ゲームジャパン」誌に掲載された『ウォーハンマーRPG』リプレイシリーズ、「魔力の風を追う者たち」の次に連載されたシリーズ「混沌狩り」の再録が始まりました。http://www.hobbyjapan.co.jp/wh/gamejapan/index.html 当時は『堕落の書:トゥーム・…

11月7日のSF乱学講座で「仁木稔と語る、歴史を動かした驚異の(擬似)科学」というイベントを開催いたします!

表題の通りですが、SFセミナー2009、第50回日本SF大会TOKON10で開催され、好評を博したSF作家の仁木稔さんのパネルを、SF乱学講座でも開催させていただくことになりました。 前回、前々回に来ていただいた方にも楽しめるよう、今回は仁木さんと相談のうえ、…

今日のスケイブン

セカンド・アルバムから。

『ダンジョン・マガジン年鑑』を読んでアメリカのRPGの広さ、深さを知ろう!

こちらもお知らせがだいぶ遅くなってしまいましたが、翻訳に協力させていただきました『ダンジョン・マガジン年鑑』が好評発売中となっております。この『ダンジョン・マガジン年鑑』はアメリカで刊行されている歴史ある『D&D』専門誌「ダンジョン」という雑…

痛快「イビッド」祭り

私は文芸評論家として、ラヴクラフトの「イビッド」を強く推してきました。さながらそれと呼応するかのように、sbiacoさんとserpentinagaさんが、「イビッド」の「“競”訳」をして下さいましたので、この場でご紹介させていただきます。 @sbiacoさんの「イビ…

JGC2010、お疲れさまでした。

9月3〜5日のJGC2010では、連日イベントに出させていただきました。もう、ゲストとしてJGCにお招きいただいたのも4回目でございます。 まず3日のRPG翻訳者談話会に来ていただいた皆様、ありがとうございました。立ち見が出るほど盛況で、こちらとしても手ごた…

“Children of the Horned Rat”が翻訳・出版される予定です。

お知らせです。JGC2010のRPG翻訳者談話会で告知され、公式サイトにも掲載されておりますが、『ウォーハンマーRPG』の新作が出ます。そう、サプリメント“Children of the Horned Rat”の日本語版が、12月に発売される予定です。WFRP Children of the Horned Ra…

『ダンジョン・ロード』が好評発売中です。

遅まきながら、ご紹介。 ホビージャパンから日本語版が発売されているRPG風ボードゲーム『ダンジョン・ロード』の翻訳協力をさせていただきました。 これはもともとチェコで発売されたゲームで、デザイナーは『ギャラクシー・トラッカー』でも知られるVLAADA…

『クトゥルーの御代』の補講など

SF大会関連ではひとつ、『クトゥルーの御代』について特筆しておきましょう。 80人分のレジュメがすぐになくなるくらいの盛況でした。パネリストの皆さま、特に司会の朱鷺田祐介さん、ありがとうございました。 そして話したことが来場者の方に伝わり、嬉し…

第49回日本SF大会、お疲れさまでした。

今回のSF大会では事前には公式ブログでの東京SF大全(6本)を執筆し、「SFマガジン」9月号の「東京SF化計画」への寄稿をさせていただいたうえで、大会スーヴェニアブックへの東京SF大全、東京SFビブリオを掲載いただき、かつ編集協力としてクレジットをいた…

「Speculative Japan」に「『ユリシーズ』を読むラヴクラフト――ラヴクラフト再評価のためのノート」を掲載いただきました。

ニューウェーヴ/スペキュレイティヴ・フィクションのサイト「Speculative Japan」に、「『ユリシーズ』を読むラヴクラフト――ラヴクラフト再評価のためのノート」を掲載いただきました。 ありがとうございます! 第49回日本SF大会のパネル『クトゥルーの御代…

「GAME LINK」第4号に記事を書きました。

ブログでの告知がだいぶ遅くなってしまいましたが……版元をアークライトに移してますます絶好調のボードゲーム雑誌「GAME LINK」4号の連載「戦鎚傭兵団の手柄話」にある書評コーナー「おれらの戦利品」に、篠田節子『仮想儀礼』を取り上げました。Game Link V…

リプレイ「魔力の風を追う者たち」第3話、ウェブに再掲されました。

『ウォーハンマーRPG』の日本語版公式サイトに、かつて「ゲームジャパン」誌に掲載されたリプレイ「魔力の風を追う者たち」の第3話が公開されています。 無料ダウンロードできますので、是非ご覧下さい。 第3話「至高魔術(ハイ・マジック)」はこちらになり…

新たな理論の誕生を言祝ぐ

拙リプレイをきっかけとして高橋氏の手で書き上げられた考察は、今回のウェブ掲載を契機としてか、再度、より理論的な強度を上げていく方向でまとめ直されました。 私のブログをご覧になっている方には、物語を理論的に捉えたいと思っている方が少なくないと…

リプレイ「魔力の風を追う者たち」第2話、ウェブに再掲されました。

『ウォーハンマーRPG』の日本語版公式サイトに、かつて「ゲームジャパン」誌に掲載されたリプレイ「魔力の風を追う者たち」の第2話が公開されています。 無料ダウンロードできますので、是非ご覧下さい。 第2話「アルトドルフが燃えている!」はこちらになり…

もう9年も経つんですね。 ◆ 更新が一月ばかりも間が空いてしまいました。その間SF大会、JGC2010とイベントに出演しており、そちらのレポートも溜まってしまっています。 おまけに告知ぶんも溜まっていますね。 とりあえず連載の再録から、お知らせをさせてい…

久しぶりに蔵原大さんのレビューをご紹介させていただきます。今回はキーガンについて。多木浩二も『戦争論』で、キーガンに言及しておりました。 最後の『日本語が滅びるとき』について、私は別な意見がありますが、その件についてはかつて『社会は存在しな…

「東京SF大全」に「太陽の帝国」論を掲載いただきました。

樺山三英さんの「太陽の帝国」へのアンサーとして、「太陽の帝国」小論を書かせていただきました。 http://blog.tokon10.net/?eid=1068289 ※この「太陽の帝国」小論は、カーテンコールの挨拶文、ならびに他のカーテンコールの原稿文を一切読まずに書いたもの…