2009-01-01から1年間の記事一覧

『社会は存在しない』への書評をありがとうございました。

『社会は存在しない』が発売されてから、早いものでそろそろ3ヶ月が経過しようとしています。その間、お読みになった方々に、数々の感想や批評をいただきました。 「CINRA.NET」ではイベントの模様も紹介いただいています。 http://www.cinra.net/interview/…

クリーチャーの[召喚]はどう変わったの?

一緒に『D&D』を遊んでいる仲間が、『秘術の書』を読んで、次のような疑問をぶつけてきました。 単純だけど、ひょっとするとあまり理解されていなかったりしそうな気もするので、この場ででも紹介しておきます。 「『秘術の書』のパワーを眺めてたんだけど、…

ブリューゲルへの旅

絵の名前などは忘れてしまったけれども、卒論でブリューゲルについて書こうかと思ったこともあるくらい、ブリューゲルは好きだ。 というか『ウォーハンマーRPG』を好きな者が、ブリューゲルやヒエロニムス・ボッシュが嫌いなはずはないじゃない(笑)。かつ…

ホビージャパンRPGコンベンション、お疲れさまでした。

9月26日に東京の代々木で開催されたホビージャパンRPGコンベンションで、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第4版のダンジョンマスターをしてきました。 無事に『プレイヤーズ・ハンドブック2』も出ていましたよ!プレイヤーズ・ハンドブック2 第4版 (ダンジョン…

明治大学公開講義について

佐藤亜紀氏の明治大学公開講義に参加してきました。 これは明治大学で行われている、(芸術の)「表現」を主題とした無料講義。今年で3年目。 以下のリンク先に、過去の講義録を公開されている方がいらっしゃいます。http://sites.google.com/site/ooarikuif…

『歌の翼に』発売

歌の翼に(未来の文学)作者: トマス・M・ディッシュ,友枝康子出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2009/09/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 81回この商品を含むブログ (25件) を見る めでたい! 旧サンリオSF文庫版より、友枝康子さん(御年76歳!)御…

アルフレート・デーブリーン『王倫の三跳躍』

少しずつ、アルフレート・デーブリーンの『王倫の三跳躍』を読み進めておりました。これがびっくりするほど面白かったので、ごく簡単にですがご紹介しておきます。 デーブリーンは『ベルリン・アレクサンダー広場』で知られる、ドイツ表現主義を代表する作家…

JGC2009にご来場いただきまして、ありがとうございました。

すっかり遅くなってしまいましたが、岡和田です。9/4〜6のJGC2009にご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。 JGC2009においては、私は『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版』の体験セッションのダンジョンマスターを2回、それに『d20ハーン』のダ…

『HARP-SF』を入手しました。

JGC2009でお声をかけて下さった皆様、どうもありがとうございました。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版』体験セッション、ならびに『d20ハーン』にお越し下さり、どうもありがとうございました。 詳しいレポートはまた、近いうちに書きたいと思います。 そ…

『スピタのコピタの!』4巻に『混沌の渦』リプレイが掲載されています。

岡和田@JGC2009です。『ハーンマスター・レリジオン』に『ミドルアース・クエスト』をさっそく入手しました。 JGC2009の会場で先行発売されている、緑一色さんのコミック『スピタのコピタの!』4巻ですが、コミックスのみに収録されている巻末の特別付録マ…

wilさんがブログを始めたそうですよ!

『ウォーハンマーRPG』キャンペーンなどをご一緒しているwilさんが、はてなダイアリーでブログを始められたのでご紹介〜! 現在アップされている記事でも、wilさんならではのアウトドアの考察が素晴らしいです。 いや、こういうのほんとに大事なんですよ。門…

どれなら履いてもいい?

そういえば、WoC社が募集していた、『D&D』モデルのスニーカーデザインコンテストの結果が出たようですね。 おおっ、チェインメイル柄がわりとかっこいいんじゃないか。 RPG関連グッズって、どうしても「ナードだろ?」と悪口を言われますが、なかなかどうし…

『秘術の書』の特技はこれがいい!

『秘術の書』の翻訳作業の際に、訳語の選定などでお世話になりました岡田伸さんが、ブログで『秘術の書』の紹介文を書いて下さいましたのでご紹介〜! (ありがとうございます!)秘術の書 (ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版サプリメント)作者: ローガンボナー,…

TRPG文華祭同人誌原稿「すべての架空世界の原点がここに――『ミドルアース言語ガイド』(ICE/ホビージャパン)」

3月にゲスト参加させていただいた第2回TRPG文華祭ですが、その参加者がつくる同人誌に原稿を寄稿させていただきました。 もうすでに入手されてお読みになられた方もいらっしゃると思いますが、ありがたくも主催者の方にお許しをいただきましたので、地方など…

JGC2009にゲスト参加します!

8月後半は慌ただしくて、すっかり告知が遅れてしまいました……(汗)。 日本最大級の宿泊型アナログゲーム・イベント「ジャパンゲームコンベンション2009」@新横浜プリンスホテルhttp://www.arclight.co.jp/jgc/にゲスト参加させていただきます! 当日参加可…

KINGDOM OF THE BLIND

マリネラ島 島猫さんが、『緑と喜びの地(Green and Pleasant Land)』以来となる、1920年代イギリスの資料集“KINGDOM OF THE BLIND”のレビューをされています。 非常な力作でしたのでご紹介しましょう。 これを導入すれば、ケインズやヴァージニア・ウルフ、…

新作サプリメント『トーナメンツ』

おそらく私は日本でトップクラスに『混沌の渦』を愛していると自認しています。 それゆえか、『混沌の渦』を復活している最高にCoolな会社Arion Gamesから、『混沌の渦』の新作サプリメント(PDF)発売のメールをいただきました。 前作『混沌の渦コンパニオ…

RPGのイメージサウンド:ロック編

私も自分が好きなRPGでイメージサウンド集を作ってみました。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ 第4版』:Blind Guardian“Time Stands Still” 『ウォーハンマーRPG』:System Of A Down“Arials” 『ガンドッグゼロ』:Maybeshewill:“Not For Want Of Trying” 『ク…

RPGのイメージサウンドは?

JGC2009では「『ハーン』体験プロジェクト」http://cmizer.com/movie/55731を、ICE JAPANの皆さん、そして『ハーン』プロジェクトhttp://www.sunsetgames.co.jp/rpg/harn/harn.htmの田沼貴弘さんらと一緒に開催します。 その打ち合わせなどを兼ねて田沼さん…

既製シナリオ運用案ですよ!

そういえば、『秘術の書』の訳語の選定などで協力をいただきました岡田伸さんが、既製シナリオの運用案をいろいろ挙げて下さっているのでご紹介します。 丁寧にリクエストにも応えていただきまして、恐縮です。 ・たぶんコーデルかワイアットあたりが書き忘…

『秘術の書』がそろそろ発売になります。

今月末に出る予定の『秘術の書』の見本誌を送付いただきました。ありがとうございます。 それにしても日本の印刷技術はすばらしい。私は『D&D』第4版はほぼすべて原書も持っていますが、本国版の装丁は美しいのひとこと。そして、オールカラーの原書のテイス…

J・G・バラード『楽園への疾走』論

ニューウェーヴ/スペキュレイティヴ・フィクションのサイト「Speculative Japan」にて、 渡邊利道さん(id:wtnbt)の書かれたバラード『楽園への疾走』論が公開されています。 どうぞご覧になって下さい。 http://speculativejapan.net/?p=104 楽園への疾走…

感想をありがとうございました(その2)。

幸運なことに、発表しばらく経ってもウェブ上で、さまざまな方から拙著や拙稿への感想をいただいております。ありがとうございます。なかには「われ逝くものの如く」さまのように、極めて真摯な精読をいただいたものもあり、光栄に存じます。 人から教えてい…

ヘイムスクリングラ

たまたま寄った旭川の書店の地方小出版コーナーにありました。 なんと! あの『ヘイムスクリングラ』が! 健部伸明『幻獣大全』のあとがきにて触れられていたので憶えていたのですが、素晴らしい。ヘイムスクリングラ 北欧王朝史(一)(1000点世界文学大系 北…

グルジア映画「懺悔」予告

前にこのブログで紹介したグルジア映画「懺悔」の予告が、Youtubeに上がっていましたのでご紹介。 観られなかった人も、予告で雰囲気を味わって下さい。独裁者ヴァルラムの顔がすごい。いくら同志スターリンに似せているとはいえ、ねぇ。 http://d.hatena.ne…

「Speculative Japan」に仁木稔小論を掲載いただきました。

ニューウェーヴ/スペキュレイティヴ・フィクションのサイト「Speculative Japan」に、 「瞠目せよ、世界はかくも豊穣なのだ――『グアルディア』、『スピードグラファー』、『ラ・イストリア』に観る仁木稔作品の位相について」を掲載いただきました。 http:/…

オールド・ウェーヴの真価を見よ――ジャック・ヴァンス『ノパルガース』

ノ・パ・ル・ガ・ー・ス。 この不可思議霊妙なる言葉の響きに魅せられない者はないだろう。 ジャック・ヴァンスの単行本、23年ぶりの邦訳新刊! 快挙! 快挙! 快挙!ノパルガース (ハヤカワ文庫SF)作者: ジャック・ヴァンス,Jim Burns,伊藤典夫出版社/メー…

ブラジルから来たチャウシェスクの子どもたち!?

『ガンドッグゼロ』のサプリメント『バイト・ザ・バレット』では、ランダウバライという街が紹介されています。これはスマトラ島に位置する悪徳の街。『ブラック・ラグーン』のロアナプラの街に近いかもしれません。 この設定を活かさない道理はない! とい…

帰ってきたスケイブン・セッションだよ!

8月9日に開催されたユーザー主体の『ウォーハンマーRPG』オンリーコンベンション第2回にGM参加しましたので、そちらのレポートを掲載させていただきます。ありがたくも5人もの参加希望をいただいたのですが、スケイブン卓で5人は(私の)キャパシティ的に厳…

「エンパイアのオウガ」が公開されました。

エンパイア生まれのオウガの秘密が今、明かされる! 〈読み書き〉を取得しなくても次のキャリアにつけるのはなぜか? ハーフリングとオウガは、なぜ意外にも仲がよいのか? というわけで、以前紹介した「エンパイアのオウガ」が、『ウォーハンマーRPG』日本…